寒~い季節。飼い主の皆さんは、お鍋で冬野菜を食べることも多いのではないでしょうか?
野菜を好むワンちゃんも多いですが、種類によっては、与える際に気をつけたほうが良いものもあります。
安全を確認しながら、ワンちゃんにも季節の味を楽しんでもらいましょう♪
※野菜は基本的に副食やおやつとして与え、主食のカロリーの2割以内になるようにしましょう。
代表的な一例を紹介します。
食物繊維や水分が多い野菜は、多く摂りすぎると下痢等につながることがあります。食べすぎにならないよう、少量から与えてみてくださいね。
※体質によって、野菜は食物アレルギーの原因となる場合があります(個体差があります)。様子を見ながら与えてください。
※茹でた野菜は冷ましてから与えましょう。ある程度温かいまま与えたい場合は、40℃以下が目安です。
● 白菜
カルシウムやカリウムが豊富な白菜は水分も多く、95%程度が水分です。
生で与えても問題ありませんが、茹でたほうがやわらかくなり、消化が良くなります。特に芯は茹でるのがおすすめです。● ブロッコリー
ブロッコリーにはビタミンK、葉酸、β-カロテン等が多く含まれます。また、食物繊維も豊富です。
茎が硬いので、茹でてあげるのがおすすめです。やわらかくなり、消化が良くなります。● 大根
大根の根の部分はカリウムが豊富です。生でも茹でても与えられますが、生の状態では辛み成分が強い場合があり、それを好まないワンちゃんもいます。様子を見ながらあげましょう。水分も多いので、あげすぎには気をつけましょう
葉もワンちゃんにあげて大丈夫です。葉にはカルシウムやβ-カロテンが多く含まれます。茹でてあげると良いでしょう。● にんじん
にんじんに多く含まれるβ-カロテンには抗酸化作用があります。生のままは硬いので、すりおろすか食べやすい大きさにカットする、または茹でてあげるのがおすすめです。
葉にもβ-カロテンが多く含まれており、ワンちゃんも食べることができます。茹でてあげると良いでしょう。● さつまいも
甘みの強いさつまいもは、好きなワンちゃんも多いのではないでしょうか。カロリーが高いので与えすぎには注意しましょう。
生のままでは消化しづらいため、茹でる、蒸す等加熱してあげてください。食物繊維が多いので、食べすぎると便がゆるくなることがあります。● かぼちゃ
ビタミンC、Eやβ-カロテンを含むかぼちゃには抗酸化作用が期待できます。
種を取り除いて、加熱してから与えましょう。皮が特に硬いので、やわらかくなるまでしっかり加熱するか、実の部分だけを与えるのがおすすめです。
甘味があり好む子も多いですが、カロリーが高いので食べすぎに気を付けましょう。
※アブラナ科の野菜について
白菜、大根、ブロッコリー等のアブラナ科の野菜には、「ゴイトロゲン」という、甲状腺ホルモンの分泌を妨げる物質が含まれます。
トッピング等で通常与える量では甲状腺への影響はありませんが、甲状腺疾患のあるワンちゃんは控えたほうが良いでしょう。
「鍋」のおすそわけ注意!
家族で囲むお鍋の野菜を、ワンちゃんにもおすそわけ……というのは避けましょう。
大抵の鍋料理には調味料が使われており、ワンちゃんにとっては塩分過多や刺激となってしまいます。
また、ネギ等ワンちゃんに与えてはいけない食べ物と一緒に煮て、気づかずに与えてしまうのも危険です。
ワンちゃんには、ワンちゃん専用で野菜を茹でてあげましょう。