ワンちゃんに与えても良い夏野菜
暑い夏は、夏野菜がおいしい季節でもあります。
野菜等を好むワンちゃんも多いですが、種類によっては、与える際に気をつけたほうが良いものもあります。
安全を確認しながら、ワンちゃんにも季節の味を楽しんでもらいましょう♪
※野菜を与える際は基本的に副食やおやつとして、主食のカロリーの2割以内になるようにしましょう。
代表的な一例を紹介します。
食物繊維や水分が多い野菜は、多く摂りすぎると下痢等につながることがあります。食べすぎにならないよう、少量から与えてみてくださいね。
※体質によって、野菜や果物も食物アレルギーの原因となる場合があります(個体差があります)。様子を見ながら与えてください。
● トマト・ミニトマト
トマトに多く含まれる「リコピン」には抗酸化作用があります。
与える時は赤く熟したものを選び、ヘタは取り除きましょう。未熟な青い実やヘタ・茎・葉・花等の部分には「トマチン」という有毒成分が含まれ、食べると中毒を起こすおそれがあります。家庭菜園で育てることも多い野菜ですが、ワンちゃんがかじらないよう注意しましょう。
また、ミニトマトは丸飲みすると喉に詰まることがあり危険です。小さめに切ってあげると良いでしょう。● きゅうり
きゅうりの成分は95%程度が水分です。水分補給に向いていますが、利尿作用もあります。また、きゅうりは『Least calorific fruit(最もカロリーの低い果実)』としてギネス世界記録に登録されているほど、カロリーの低い食べ物です。
丸かじりをさせるのは、大きなかけらを飲み込んでしまって危ないことがあります。食べやすい大きさに切ってあげましょう。● レタス
レタスも水分の多い野菜で、95%程度が水分です。シャキシャキ食感を好む子もいるようです。
レタスには微量のキシリトールが含まれていますが、通常一度に食べられる量程度であれば、中毒の心配はないようです。● とうもろこし
甘みの強いとうもろこしは、好きなワンちゃんも多いのではないでしょうか。カロリーが高いので与えすぎには注意しましょう。
生のままでは消化しづらいため、茹でる、蒸す等加熱して、実の部分だけをワンちゃんにあげてください。芯は誤飲する可能性があり大変危険なので、芯ごと与えないでください。● オクラ
オクラのネバネバ成分は、水溶性食物繊維の「ペクチン」や、糖たん白質の「ムチン」です。
食べやすいよう、細かく刻んであげるのがおすすめです。加熱するとよりやわらかくなります。種も与えて問題ありませんが、消化が弱いワンちゃんには種を取り除いてあげましょう。● スイカ
甘いスイカは好むワンちゃんも多い果物です。水分が多く水分補給に向いていますが、利尿作用がある為、たくさん食べると尿量が増える場合があります。
種と皮は消化しにくいため取り除いて、赤い実の部分を与えましょう。